映画 ヒミズ [映画]
原作のファンで監督のファンで
好印象の若手役者が主演で
観ない理由が一切ないので鑑賞決定
ただ普通に立派な大人になりたいだけの中学生が
悪すぎる諸々に巻き込まれて人生をかき混ぜられながら
闇に向かって疾走するけど大丈夫?
みたいな話
原作読んだのはだいぶ前で
とりあえず映画を見るまでは読み直し無しです
ヒミズ
満席でした
ちょっと小さめの映画館なら埋められるだけの力が
この面子にはあるってことですね
いいことです
若干寝不足で行きましたが眠くなる暇などありません
主演2人の熱演はもちろん
次々とあらわれる怪演役者の具合は
個性的な登場人物に定評のある原作者の世界に
おかしなシンクロを見せています
いきがった中学生が恥ずかしい人生観を垂れ流す映画
という嫌らしい見方を仮にしたとしても
全く問題のない突き放し方とかしっくりきます
感情移入をして欲しいわけじゃない
こういう人間をどう受け止める?という話ではないかと
自意識過剰をこじらせている人はこれを見て
赤面しながら反省しつつそれでも生きねばならない
という事実を固く心に留め置くのがオススメ
出るとワクワクが止まらない窪塚洋介が
いつも通りの窪塚節でやっぱりワクワクしてしまいます
一定の誰かにむけて明確に作られている気がしますが
具体的に指摘しにくいので
映像とかあらすじをみて気になった人にオススメです
って役に立たないアドバイス
ネタバレ気にせず
もう少し細かく書く感想は以下
主演の2人が中学生という設定がやっぱり良い
染谷くんはいきがった中二病丸出しだし
そんな痛い部分にこそ惹かれる二階堂さんの乙女演技とか
観てておっさんが赤面するほど恥ずかしいけども
それはつまり中学生だということでオールOKなのです
過酷な人生からシニカルな人生観を持つ主人公
ただ自分の不幸を特別視することを極端に避けようとする姿勢は
原作そのままですが
震災を取り込むことによって
彼の孤独は決して特殊な環境という訳ではなくなります
衝撃的だった原作のラストとの違いは
この点を考えれば単に日和ったわけではない事が
わかると思います
原作者の住田くんが特殊な環境に翻弄される孤独を
結局は周囲に確認できなかった状況であったのと違い
彼はテレビで多くの類似環境を目にしているわけです
あの結論はつまり
どんなにありふれていようと個人にとってはどこまでも個人的な
自分に降りかかる不幸と立ち向かう事で
それでも他の誰かの救いになる可能性の提示じゃないかと
特殊な設定だった
中学生が一人で生きねばならない環境に放り込まれる
という状況が
たった一日で理由はともかくそれなりに
多くの子供達の身に降りかかったという現実は
自分だけを特別な位置におきたがる
中二病には効果的なカウンターとして機能するんじゃないか
と思うのです
その特殊はある日突然他の人の身にも
降りかかるかもしれない
その時にそれを跳ね返す人がいるのなら
そこで拗ねる自分の格好悪さはどうだ?
と自意識過剰を利用して生きて行けばいいという話です
そうして踏ん張って生きている姿は
それだけで応援になり得ます
時々顔を出す甘えとかも中学生となると
全然問題ありません
というわけでずっと心に若い2人を応援する気持ちで
ハラハラ観ていました
そりゃ楽しいさ
ヒロインサイドの家にある異常なアレの処理が
最終的に回収されたかどうかがちょっとわからなかったり
終盤は熱演すぎてセリフが聞き取りづらかったりしますが
そういう細かいのは仕事で語る人に任せてしまえば
そのエモーショナルな部分だけで十分楽しめるる作品かと
あと
この監督の何がいいってずっと不穏な空気
染谷くんの薄い体がすでに不穏
登場役者の多くが冷たい熱帯魚に出てる人たち
ってそんなもん不穏に決まってんだろ
最高です
この二人がやたらとしばき合うのも
人によっては不快かも知れませんが
アレは最速のコミニュケーションではないかと
話し合いは時間がかかるけど
あの二人には時間が無かったわけで
最後に
二階堂さんのパンツ丸出し転がりは
明らかに必要な尺より長すぎると思いますw
だがそれがいい
蛇足の文章
原作を読み直したらとにかくこの若者を救うために
映画はつくられたんじゃないかと思いましたよ
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好印象の若手役者が主演で
観ない理由が一切ないので鑑賞決定
ただ普通に立派な大人になりたいだけの中学生が
悪すぎる諸々に巻き込まれて人生をかき混ぜられながら
闇に向かって疾走するけど大丈夫?
みたいな話
原作読んだのはだいぶ前で
とりあえず映画を見るまでは読み直し無しです
ヒミズ
満席でした
ちょっと小さめの映画館なら埋められるだけの力が
この面子にはあるってことですね
いいことです
若干寝不足で行きましたが眠くなる暇などありません
主演2人の熱演はもちろん
次々とあらわれる怪演役者の具合は
個性的な登場人物に定評のある原作者の世界に
おかしなシンクロを見せています
いきがった中学生が恥ずかしい人生観を垂れ流す映画
という嫌らしい見方を仮にしたとしても
全く問題のない突き放し方とかしっくりきます
感情移入をして欲しいわけじゃない
こういう人間をどう受け止める?という話ではないかと
自意識過剰をこじらせている人はこれを見て
赤面しながら反省しつつそれでも生きねばならない
という事実を固く心に留め置くのがオススメ
出るとワクワクが止まらない窪塚洋介が
いつも通りの窪塚節でやっぱりワクワクしてしまいます
一定の誰かにむけて明確に作られている気がしますが
具体的に指摘しにくいので
映像とかあらすじをみて気になった人にオススメです
って役に立たないアドバイス
ネタバレ気にせず
もう少し細かく書く感想は以下
主演の2人が中学生という設定がやっぱり良い
染谷くんはいきがった中二病丸出しだし
そんな痛い部分にこそ惹かれる二階堂さんの乙女演技とか
観てておっさんが赤面するほど恥ずかしいけども
それはつまり中学生だということでオールOKなのです
過酷な人生からシニカルな人生観を持つ主人公
ただ自分の不幸を特別視することを極端に避けようとする姿勢は
原作そのままですが
震災を取り込むことによって
彼の孤独は決して特殊な環境という訳ではなくなります
衝撃的だった原作のラストとの違いは
この点を考えれば単に日和ったわけではない事が
わかると思います
原作者の住田くんが特殊な環境に翻弄される孤独を
結局は周囲に確認できなかった状況であったのと違い
彼はテレビで多くの類似環境を目にしているわけです
あの結論はつまり
どんなにありふれていようと個人にとってはどこまでも個人的な
自分に降りかかる不幸と立ち向かう事で
それでも他の誰かの救いになる可能性の提示じゃないかと
特殊な設定だった
中学生が一人で生きねばならない環境に放り込まれる
という状況が
たった一日で理由はともかくそれなりに
多くの子供達の身に降りかかったという現実は
自分だけを特別な位置におきたがる
中二病には効果的なカウンターとして機能するんじゃないか
と思うのです
その特殊はある日突然他の人の身にも
降りかかるかもしれない
その時にそれを跳ね返す人がいるのなら
そこで拗ねる自分の格好悪さはどうだ?
と自意識過剰を利用して生きて行けばいいという話です
そうして踏ん張って生きている姿は
それだけで応援になり得ます
時々顔を出す甘えとかも中学生となると
全然問題ありません
というわけでずっと心に若い2人を応援する気持ちで
ハラハラ観ていました
そりゃ楽しいさ
ヒロインサイドの家にある異常なアレの処理が
最終的に回収されたかどうかがちょっとわからなかったり
終盤は熱演すぎてセリフが聞き取りづらかったりしますが
そういう細かいのは仕事で語る人に任せてしまえば
そのエモーショナルな部分だけで十分楽しめるる作品かと
あと
この監督の何がいいってずっと不穏な空気
染谷くんの薄い体がすでに不穏
登場役者の多くが冷たい熱帯魚に出てる人たち
ってそんなもん不穏に決まってんだろ
最高です
この二人がやたらとしばき合うのも
人によっては不快かも知れませんが
アレは最速のコミニュケーションではないかと
話し合いは時間がかかるけど
あの二人には時間が無かったわけで
最後に
二階堂さんのパンツ丸出し転がりは
明らかに必要な尺より長すぎると思いますw
だがそれがいい
蛇足の文章
原作を読み直したらとにかくこの若者を救うために
映画はつくられたんじゃないかと思いましたよ
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