映画 スーパー! [映画]
予告編でエレン・ペイジが
ヒロインのコスヒーローもの
って事を知って一気に鑑賞決定
キック・アス的な
弱いコスプレヒーローもの?
スーパー!
水曜1000円とのことでほぼ満席
期待通り間抜けな主人公が
冴えない人生からの脱出手段として
コスプレヒーローとなる展開ですが
そこまでの展開が意外にシリアス
その後も
ぶっちぎりにおかしな相棒とか
ゲスな悪党とか
おかしなキャラによるおかしな展開が
バリバリ繰り広げられますが
ヒーロー行為が暴力である
という部分をわりと容赦ない描写で描いてて
もしスカッとしたくて見たいという人がいるなら
暴力描写に対する愛好属性が必要です
実際この物語は正義のためにふるわれる暴力
という部分について
かなり直球の描写がされていて
そういう点では実に硬派です
で
結局そういう正義の名の下に行われる暴力について
単にくさして終わるわけでもなく
ちゃんと作品として結論を提示しているので
議論好きな人とかも見ておくといいんじゃないかと
キック・アスとは実は全く違う方からはじまって
違うところへ転がり
違う終わり方をする物語なので
あっちが気に入った人がこっちもってほど
無邪気な感じにはお勧めできません
でも
エレン・ペイジファンは
マストで観ないとダメです
すげぇよ今回も
若き妊婦
ローラーガール
夢泥棒設計士
コスチュームヒーローの相棒
素晴らしい役ばかりですよ
どんどんまともじゃなくなってるようにも見えますが
どれもこれも魅力的だったけど
今回はぶっちぎりでした
とりあえず結末の展開のすばらしさを
容赦なくネタバレする詳細感想は以下
とはいえ
時系列に沿ったあらすじとかは書いてないので
観てない人には意味がわかんないと思います
けど何となく展開はわかっちゃう
最悪のネタバレになるので要注意です

とにかく主人公がヒーローになるまでの過程に
結構な時間がかかっている上に
心情がかなり不安定で
はっきりとした異常者一歩手前くらいの描写に
その辺をポップにまとめたキック・アスとは
だいぶ違っています
最愛の妻を
町のトップクラスの悪に奪われた主人公が
相手の車の前に回り込んで奪い返そうとしてかなわず
車を殴ってすごまれて
次に車さわったら容赦しないぞ!
と言われて
指でちょっとさわる
という描写で
泣き寝入りする一般人とも
より派手に殴りつける暴力性とも別の
ちょっとおかしい感じを見せるとか
随所に普通じゃない雰囲気が醸し出されて
実に好感持てます
彼の行為は割とまずいレベルの暴力に発展するわけですが
なにしろあの微妙におかしい感じなので
やむをえないというか
わかってないというか
納得せずにはいられません
彼は自分の人生には不幸が満ちていて
美人の奥さんを迎えたことと
町で警官に協力して礼を言われたことを
人生での数少ない完璧な瞬間として記憶する男です
そもそもそんな冴えない男に
なんで美人の奥さんが?
という話もちゃんと途中で説明されます
説明されたとしても微妙に違和感は残るかと思いますが
ちゃんとその気持ちは回収されたので
多分大丈夫だと思います
さて
彼がヒーローになる理由は
やっぱりちょっと異常な展開で
そうした脳内のいたずらを
一般の人は観なかったことにするわけですが
彼はいろんな意味でスーパーなので
そのまま勉強してヒーロー活動を実行してしまいます
その過程で関わってくるのがエレン・ペイジで
ヒーローグッズショップの店員なのですが
とにかくこいつがはっきりと異常者
最初はちょっと変わった娘として登場するのですが
物語が転がるにつれて
いろんな異常行動が次々と顔を出します
というか
はっきり変態です
変態のエレン・ペイジとかもうなんか
大変だぞ!
正体に気づいて主人公の職場にやってきた時の
顔芸とかたまらんですよ!
物語としては
ヒーローとして試行錯誤の結果
悪に対して暴力(いろいろあって過剰なものに)を
ふるうことに疑問を感じる展開
というか
びびっちゃう展開とかちゃんと考えるべき問題の提示です
ヒーローって言っても
単に正義を標榜しているだけで
悪とやってること大して違わないんじゃない?
という疑問
あと単純に自分がやってることが法律に背いていると
知ってしまうという恐怖
しかもここでいったん放棄したヒーローを
また取り戻すことになるきっかけとか
ヒーローとして彼の弱さも見せていてたまらんです
彼の中には最初から善に対する清らかといってもいいくらいの
ピュアな精神があるわけですが
いざそれを世間に知らせようとすると
悪と見分けのつかない行為になっている
という矛盾にぶちあたるわけで
ヒーロー化=善の実行者への変化のきっかけが
本人の意思とは別の存在
というか神的なものをかかわらせているせいで
ヒーローとしての上記の矛盾を
その神的なものにかぶせようとしたら
偶然にもそれすら許されないと知るとか
ちんけなヒーローの癖に物語中盤でこんな苦しみますか!
結局は神に突き動かされて善を実行しようとして
彼にとっては最悪の場面
救うべき相手を救えていない現実
を目の当たりにして
うっかり
本物の暴力と対峙することになる
とか
こんなにしょぼい脱出場面で
ここまでハラハラさせられるとはねー
さて生死の絡むステージに入り込んでしまった
大ピンチの彼の肩をグイグイと押しまくるのが
エレン・ペイジです
とにかく彼女に秘密を伝えてからの
物語のおかしなテンションは秀逸です
正義の味方の活動に並ならぬ興味を示す彼女は
どうやら
暴力的加虐的な性質を本質として持っていて
主人公が持ち続けている暴力の行使に対する
本能的恐怖を強引な行動力でみるみるほぐしていきます
ほぐしていいかどうかを考える暇も与えずに
まさに泥縄的に
次々と事態が進展していきます
そんな彼女の行動によって
完全に追い込まれる形で
最終決戦への戦闘態勢を整えた彼ですが
しかし彼が整えたその装備は
今までの正義の味方の活動とは
レベルが全く違うものになってるわけです
当然のように停滞する活動
で
そこを突き動かすのもまたエレン・ペイジ
彼女に襲われて逃げ込んだトイレで吐く彼が
また幻覚を観るのは
要するに彼が救うべき妻が後に受けることになる仕打ちを
先に自分が体験することで
躊躇する暇がない事を知る
という展開だと思います
だから急に出立を決定できたんだろうと
また間に合わない
なんてことのないように
エレン・ペイジのまさかの熱演に爆笑しながらも
後の展開を知ってから思い返すと
それはもうすげぇ重要な場面だったなぁ
とか思う次第です
そこから後はコミカルな動きとは裏腹に
正義として行使される容赦なき暴力
最期の最期まで無邪気にはしゃぎつづける相棒の姿は
魅力的でありながら
最終的に圧倒的なむなしさを叩きつけます
純粋な暴力がたどりつく当然の結末
で
傷だらけの主人公が見せる正義の大騒ぎが浮かび上がらせるのは
善がただ善として存在できない現代への嘆きと
それに屈する事のない無邪気な確信で
全てを終えて現場を立ち去った後
それでも続く物語の
最後の独白場面とかちょっと丁寧に説明しすぎかも
とか思いつつも
リアリティという点で
まんまと?
とか思いつつも
違和感のあった元妻の選択を紹介されて
納得させられてしまったし
なにより
主人公が自らの幸せに関する考察を変化させることなく
自分を哀れむネガティブな人生観を一変させていることを示す
あの壁を観てしまうと
少なくとも彼は彼の正解を出している
として
肯定せずにはいられません
彼の行った過激で過剰で犠牲者多数の暴力を
それでも肯定する力強さを
あえて否定するほど力のある言葉がみつかりません
いや
ヒーローの憂鬱ものの一つの結論として
素晴らしい作品だったと思います
大好きです
作品の内容とは無関係に
ド変態を楽しそうに演じたエレン・ペイジも大好きです
本当にこの子は最高です!
ヒット・ガールに劣らない魅力ですよ!
方向性は全く違うけども!
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
ヒロインのコスヒーローもの
って事を知って一気に鑑賞決定
キック・アス的な
弱いコスプレヒーローもの?
スーパー!
水曜1000円とのことでほぼ満席
期待通り間抜けな主人公が
冴えない人生からの脱出手段として
コスプレヒーローとなる展開ですが
そこまでの展開が意外にシリアス
その後も
ぶっちぎりにおかしな相棒とか
ゲスな悪党とか
おかしなキャラによるおかしな展開が
バリバリ繰り広げられますが
ヒーロー行為が暴力である
という部分をわりと容赦ない描写で描いてて
もしスカッとしたくて見たいという人がいるなら
暴力描写に対する愛好属性が必要です
実際この物語は正義のためにふるわれる暴力
という部分について
かなり直球の描写がされていて
そういう点では実に硬派です
で
結局そういう正義の名の下に行われる暴力について
単にくさして終わるわけでもなく
ちゃんと作品として結論を提示しているので
議論好きな人とかも見ておくといいんじゃないかと
キック・アスとは実は全く違う方からはじまって
違うところへ転がり
違う終わり方をする物語なので
あっちが気に入った人がこっちもってほど
無邪気な感じにはお勧めできません
でも
エレン・ペイジファンは
マストで観ないとダメです
すげぇよ今回も
若き妊婦
ローラーガール
夢泥棒設計士
コスチュームヒーローの相棒
素晴らしい役ばかりですよ
どんどんまともじゃなくなってるようにも見えますが
どれもこれも魅力的だったけど
今回はぶっちぎりでした
とりあえず結末の展開のすばらしさを
容赦なくネタバレする詳細感想は以下
とはいえ
時系列に沿ったあらすじとかは書いてないので
観てない人には意味がわかんないと思います
けど何となく展開はわかっちゃう
最悪のネタバレになるので要注意です

とにかく主人公がヒーローになるまでの過程に
結構な時間がかかっている上に
心情がかなり不安定で
はっきりとした異常者一歩手前くらいの描写に
その辺をポップにまとめたキック・アスとは
だいぶ違っています
最愛の妻を
町のトップクラスの悪に奪われた主人公が
相手の車の前に回り込んで奪い返そうとしてかなわず
車を殴ってすごまれて
次に車さわったら容赦しないぞ!
と言われて
指でちょっとさわる
という描写で
泣き寝入りする一般人とも
より派手に殴りつける暴力性とも別の
ちょっとおかしい感じを見せるとか
随所に普通じゃない雰囲気が醸し出されて
実に好感持てます
彼の行為は割とまずいレベルの暴力に発展するわけですが
なにしろあの微妙におかしい感じなので
やむをえないというか
わかってないというか
納得せずにはいられません
彼は自分の人生には不幸が満ちていて
美人の奥さんを迎えたことと
町で警官に協力して礼を言われたことを
人生での数少ない完璧な瞬間として記憶する男です
そもそもそんな冴えない男に
なんで美人の奥さんが?
という話もちゃんと途中で説明されます
説明されたとしても微妙に違和感は残るかと思いますが
ちゃんとその気持ちは回収されたので
多分大丈夫だと思います
さて
彼がヒーローになる理由は
やっぱりちょっと異常な展開で
そうした脳内のいたずらを
一般の人は観なかったことにするわけですが
彼はいろんな意味でスーパーなので
そのまま勉強してヒーロー活動を実行してしまいます
その過程で関わってくるのがエレン・ペイジで
ヒーローグッズショップの店員なのですが
とにかくこいつがはっきりと異常者
最初はちょっと変わった娘として登場するのですが
物語が転がるにつれて
いろんな異常行動が次々と顔を出します
というか
はっきり変態です
変態のエレン・ペイジとかもうなんか
大変だぞ!
正体に気づいて主人公の職場にやってきた時の
顔芸とかたまらんですよ!
物語としては
ヒーローとして試行錯誤の結果
悪に対して暴力(いろいろあって過剰なものに)を
ふるうことに疑問を感じる展開
というか
びびっちゃう展開とかちゃんと考えるべき問題の提示です
ヒーローって言っても
単に正義を標榜しているだけで
悪とやってること大して違わないんじゃない?
という疑問
あと単純に自分がやってることが法律に背いていると
知ってしまうという恐怖
しかもここでいったん放棄したヒーローを
また取り戻すことになるきっかけとか
ヒーローとして彼の弱さも見せていてたまらんです
彼の中には最初から善に対する清らかといってもいいくらいの
ピュアな精神があるわけですが
いざそれを世間に知らせようとすると
悪と見分けのつかない行為になっている
という矛盾にぶちあたるわけで
ヒーロー化=善の実行者への変化のきっかけが
本人の意思とは別の存在
というか神的なものをかかわらせているせいで
ヒーローとしての上記の矛盾を
その神的なものにかぶせようとしたら
偶然にもそれすら許されないと知るとか
ちんけなヒーローの癖に物語中盤でこんな苦しみますか!
結局は神に突き動かされて善を実行しようとして
彼にとっては最悪の場面
救うべき相手を救えていない現実
を目の当たりにして
うっかり
本物の暴力と対峙することになる
とか
こんなにしょぼい脱出場面で
ここまでハラハラさせられるとはねー
さて生死の絡むステージに入り込んでしまった
大ピンチの彼の肩をグイグイと押しまくるのが
エレン・ペイジです
とにかく彼女に秘密を伝えてからの
物語のおかしなテンションは秀逸です
正義の味方の活動に並ならぬ興味を示す彼女は
どうやら
暴力的加虐的な性質を本質として持っていて
主人公が持ち続けている暴力の行使に対する
本能的恐怖を強引な行動力でみるみるほぐしていきます
ほぐしていいかどうかを考える暇も与えずに
まさに泥縄的に
次々と事態が進展していきます
そんな彼女の行動によって
完全に追い込まれる形で
最終決戦への戦闘態勢を整えた彼ですが
しかし彼が整えたその装備は
今までの正義の味方の活動とは
レベルが全く違うものになってるわけです
当然のように停滞する活動
で
そこを突き動かすのもまたエレン・ペイジ
彼女に襲われて逃げ込んだトイレで吐く彼が
また幻覚を観るのは
要するに彼が救うべき妻が後に受けることになる仕打ちを
先に自分が体験することで
躊躇する暇がない事を知る
という展開だと思います
だから急に出立を決定できたんだろうと
また間に合わない
なんてことのないように
エレン・ペイジのまさかの熱演に爆笑しながらも
後の展開を知ってから思い返すと
それはもうすげぇ重要な場面だったなぁ
とか思う次第です
そこから後はコミカルな動きとは裏腹に
正義として行使される容赦なき暴力
最期の最期まで無邪気にはしゃぎつづける相棒の姿は
魅力的でありながら
最終的に圧倒的なむなしさを叩きつけます
純粋な暴力がたどりつく当然の結末
で
傷だらけの主人公が見せる正義の大騒ぎが浮かび上がらせるのは
善がただ善として存在できない現代への嘆きと
それに屈する事のない無邪気な確信で
全てを終えて現場を立ち去った後
それでも続く物語の
最後の独白場面とかちょっと丁寧に説明しすぎかも
とか思いつつも
リアリティという点で
まんまと?
とか思いつつも
違和感のあった元妻の選択を紹介されて
納得させられてしまったし
なにより
主人公が自らの幸せに関する考察を変化させることなく
自分を哀れむネガティブな人生観を一変させていることを示す
あの壁を観てしまうと
少なくとも彼は彼の正解を出している
として
肯定せずにはいられません
彼の行った過激で過剰で犠牲者多数の暴力を
それでも肯定する力強さを
あえて否定するほど力のある言葉がみつかりません
いや
ヒーローの憂鬱ものの一つの結論として
素晴らしい作品だったと思います
大好きです
作品の内容とは無関係に
ド変態を楽しそうに演じたエレン・ペイジも大好きです
本当にこの子は最高です!
ヒット・ガールに劣らない魅力ですよ!
方向性は全く違うけども!
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!









コメント 0