映画 SRサイタマノラッパー [映画]
タマフル映画イベントで
去年観損ねたこの映画を
ようやく観ることができました
埼玉でラップする若者の生態映画
SRサイタマノラッパー
去年の宇多丸さんのベスト映画です
ちなみに
もう一本の
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」は
すでに去年の公開時に観ていたのですが
その時は後半ちょっと寝てしまったので
今日は前半寝て後半を取り戻しました
いつも体調が変な時に見ることになる作品で
通して観られません
映画のせいじゃなくて体調のせい
それはさておき
会場はプラチナチケットだからもちろん満席
席は普段の自分ではまずとらない中央席
映画チケット運はいつもいい気がします
しかもおそらく
映画をそれなりに観てるっぽい人たちです
映画開始前に後方席に移動するMCを見送るために
振り向く男達のめがね率の高さ辺りに
強いAMラジオ感が見受けられます
落ち着く
というわけで映画ですが
さすがに師匠のように号泣には至らないものの
キャラの立て方が綺麗で
普通に楽しかったです
しかも
この映画を愛してやまない人による
前説と後説があるわけで
これが楽しくないんなら映画なんかみなきゃいい
とか思います
というわけで解説された通り
気まずい空気体験映画としては
実によくできていて
最初の映画評時からあげられていた
役所でのシーンにおいても
細かい上げ下げがいたたまれなくて
テンションで乗り切ったと思ったら
本番はその後にあったとか
実に嫌がらせがセンス良く配置されてて
いい感じでした
普段からラジオでの映画評を聞いて
あれだけ色々言う人がベストにあげるんだから
さぞかし面白いんだろうな!
とか無駄にハードルを上げると
そうでもないとか言い出されかねませんが
逆に言えば
これでいいのに
変な風につくる映画が主流だったりして困る
というんじゃないかと思います
まあ制作して発表するんなら
売れればどっちでもいいんでしょうが
普通に面白い映画を求める人にお勧めです
いわゆる最近の邦画で流行の
記号描写連打における感動コードは
それほど使用されていない
というか全く使用されていないので
泣ける泣けないで映画を判断するタイプの人は
別に観なくていいと思います
勝手に感心したところとか
ネタバレ含みの感想は以下

最初の方の倉庫での主人公たち描写シーンで
いきなりメンバー間の力関係と
それぞれのキャラクターとラップスキルが
ざっくりわかります
たくさん人が出てくる映画で
ましてやグループを扱う映画で
普通に期待される個人の描写がちゃんとしてて
それだけでうれしくなります
その後も愉快な場面がテンポよく切り替わり
主人公のキャラ掘り下げと
彼らが過ごしている町の風景の掘り下げが
ズンズン進んでいきます
全員の方向や熱量が
どうやらちょっと噛み合ってない雰囲気とか
細かい描写がいちいちいい感じに気持ち悪くて
素敵でした
ただ当初予想していたより
ずっとラップもしっかりしてたのが
なんだか拍子抜けだったのですが
ラップの出来が普通に悪い所からスタートだと
単なるスポ根フォーマットにのっかるだけの
よくある夏の邦画青春ものみたいに終わってしまうので
あれくらいは当然できる
という設定で正しいと思われます
そもそも物語として
一応決定したライブに向けて動く
という目標があるものの
時間を費やしても費やしても空転感ばかりで
ちっとも進行している感じがありません
しかも
ありがちという程ではないけれど
なんとなくありそうな事件に振り回されて
最終的にグズグズのまま終わりそうな流れで
最後のまさかの不自然シーンにつながるわけで
その唐突な衝動の発露っぷりに
おまえ等そうなる前にちょっと話し合えよ
とか思うのだけど
そもそも最初からちゃんと言葉で確認し合わないまま
雰囲気で進んできたからこその挫折であり
その挫折で初めて表現の入り口に立つ理由を得た
という風にも見えるので
やっぱりあれは感動的な場面なんだと思うわけです
□□□に加入した時のいとうせいこうさんのラップは
彼の影響をうけたスタイルということで
なるほどどっかで聞いた感じだと思った
とかボンクラな感想を抱きました
とりあえずトムくんの流されっぷりが最高で
彼のそれまでの頼りないキャラの積み重ねが
最後の場面の叫びの重みにつながってて
本当にキャラクター映画としては実に真っ当で
気持ちのいい映画だと思います
ところどころで
なんだよ
という間がいっぱいあって
どうやらそれこそが気まずさ描写ということです
自分がやっていることが見えてない
という事を周囲はばっちり見ている
という事に急に気づいてしまう感じの
あの足場が急に悪くなったみたいな
ぞっとする感覚を何度も味わいながら
それでもその表現を選択するという意志の物語だから
続編で彼らが旅に出るのも必然です
もうマイナス要素を全部引き受けた上でなお
あのスタイルをやっていくことを決めた二人
ということで続編にちょっとだけ出る二人の今後に
注目していきたいと思います
監督が今後
違うタイトルの映画を撮るときでも
彼らがそこにいて欲しい感じです
全都道府県での武者修行宣言もあるわけで
期待しないわけにはいきません
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
去年観損ねたこの映画を
ようやく観ることができました
埼玉でラップする若者の生態映画
SRサイタマノラッパー
去年の宇多丸さんのベスト映画です
ちなみに
もう一本の
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」は
すでに去年の公開時に観ていたのですが
その時は後半ちょっと寝てしまったので
今日は前半寝て後半を取り戻しました
いつも体調が変な時に見ることになる作品で
通して観られません
映画のせいじゃなくて体調のせい
それはさておき
会場はプラチナチケットだからもちろん満席
席は普段の自分ではまずとらない中央席
映画チケット運はいつもいい気がします
しかもおそらく
映画をそれなりに観てるっぽい人たちです
映画開始前に後方席に移動するMCを見送るために
振り向く男達のめがね率の高さ辺りに
強いAMラジオ感が見受けられます
落ち着く
というわけで映画ですが
さすがに師匠のように号泣には至らないものの
キャラの立て方が綺麗で
普通に楽しかったです
しかも
この映画を愛してやまない人による
前説と後説があるわけで
これが楽しくないんなら映画なんかみなきゃいい
とか思います
というわけで解説された通り
気まずい空気体験映画としては
実によくできていて
最初の映画評時からあげられていた
役所でのシーンにおいても
細かい上げ下げがいたたまれなくて
テンションで乗り切ったと思ったら
本番はその後にあったとか
実に嫌がらせがセンス良く配置されてて
いい感じでした
普段からラジオでの映画評を聞いて
あれだけ色々言う人がベストにあげるんだから
さぞかし面白いんだろうな!
とか無駄にハードルを上げると
そうでもないとか言い出されかねませんが
逆に言えば
これでいいのに
変な風につくる映画が主流だったりして困る
というんじゃないかと思います
まあ制作して発表するんなら
売れればどっちでもいいんでしょうが
普通に面白い映画を求める人にお勧めです
いわゆる最近の邦画で流行の
記号描写連打における感動コードは
それほど使用されていない
というか全く使用されていないので
泣ける泣けないで映画を判断するタイプの人は
別に観なくていいと思います
勝手に感心したところとか
ネタバレ含みの感想は以下

最初の方の倉庫での主人公たち描写シーンで
いきなりメンバー間の力関係と
それぞれのキャラクターとラップスキルが
ざっくりわかります
たくさん人が出てくる映画で
ましてやグループを扱う映画で
普通に期待される個人の描写がちゃんとしてて
それだけでうれしくなります
その後も愉快な場面がテンポよく切り替わり
主人公のキャラ掘り下げと
彼らが過ごしている町の風景の掘り下げが
ズンズン進んでいきます
全員の方向や熱量が
どうやらちょっと噛み合ってない雰囲気とか
細かい描写がいちいちいい感じに気持ち悪くて
素敵でした
ただ当初予想していたより
ずっとラップもしっかりしてたのが
なんだか拍子抜けだったのですが
ラップの出来が普通に悪い所からスタートだと
単なるスポ根フォーマットにのっかるだけの
よくある夏の邦画青春ものみたいに終わってしまうので
あれくらいは当然できる
という設定で正しいと思われます
そもそも物語として
一応決定したライブに向けて動く
という目標があるものの
時間を費やしても費やしても空転感ばかりで
ちっとも進行している感じがありません
しかも
ありがちという程ではないけれど
なんとなくありそうな事件に振り回されて
最終的にグズグズのまま終わりそうな流れで
最後のまさかの不自然シーンにつながるわけで
その唐突な衝動の発露っぷりに
おまえ等そうなる前にちょっと話し合えよ
とか思うのだけど
そもそも最初からちゃんと言葉で確認し合わないまま
雰囲気で進んできたからこその挫折であり
その挫折で初めて表現の入り口に立つ理由を得た
という風にも見えるので
やっぱりあれは感動的な場面なんだと思うわけです
□□□に加入した時のいとうせいこうさんのラップは
彼の影響をうけたスタイルということで
なるほどどっかで聞いた感じだと思った
とかボンクラな感想を抱きました
とりあえずトムくんの流されっぷりが最高で
彼のそれまでの頼りないキャラの積み重ねが
最後の場面の叫びの重みにつながってて
本当にキャラクター映画としては実に真っ当で
気持ちのいい映画だと思います
ところどころで
なんだよ
という間がいっぱいあって
どうやらそれこそが気まずさ描写ということです
自分がやっていることが見えてない
という事を周囲はばっちり見ている
という事に急に気づいてしまう感じの
あの足場が急に悪くなったみたいな
ぞっとする感覚を何度も味わいながら
それでもその表現を選択するという意志の物語だから
続編で彼らが旅に出るのも必然です
もうマイナス要素を全部引き受けた上でなお
あのスタイルをやっていくことを決めた二人
ということで続編にちょっとだけ出る二人の今後に
注目していきたいと思います
監督が今後
違うタイトルの映画を撮るときでも
彼らがそこにいて欲しい感じです
全都道府県での武者修行宣言もあるわけで
期待しないわけにはいきません
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