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映画 その土曜日、7時58分 [映画]

前から見ようと思っていたけど
タイミングがあわなくて行けず
来月には公開終了とのことなので
慌てて観賞

面白かった

「なんでこんなことに…」系は
大好物だな

2008-11-29_13-25.jpg


金に困った兄弟が計画したのは
親の宝石店強盗
被害は保険がきくし
バイトしてたんで内部事情もわかるし
誰も傷つかない楽勝な仕事
のはずが

というわけで
緊張感に欠ける緩い犯罪計画が
その緩さのせいか
日常に溢れているような
人の弱さやら狡さやら愚かさが
全部入り込んできて
その結果
全く想定外の悲劇がドーン!

泣きっぱなしの父
半端なく追い詰められる兄
オロオロするばかりの弟
お前らどうすんの?

ここまでの展開は
時間を入れ換えて描写されるのだけど
ややこしくする意図は無いようで
物凄く話やら登場人物の行動理由が
わかりやすい
素晴らしい

兄弟それぞれの金が必要な理由がそのまま
兄弟の性格紹介にもなってるし
申し分ないです

また兄弟揃って隙だらけの計画を実行するのに
指紋だけはやけに気を使うとか
なんか普通の人が勢いと思いつきでやってる犯罪っぽさが
バリバリ出ています
それはまずいんじゃないのか?
とか
お前それ忘れてるよ
とか
ハラハラしっぱなし
もっとちゃんと犯罪しろ!とか妙な応援
それは間違い

最近見てきたサスペンスとかは
単純に勢いとかで巻き込まれるか
優秀な犯人の緻密な計画がわずかな隙から崩壊とか
その2パターンだったのが
計画したけどゆるゆるさと運の悪さで崩壊という
最も残念なパターン
凄い面白い

一人一人のエピソードが明らかになるにつれ
全員が全員どちらかというと
犯罪気質というより単なる弱い普通の人であることが
わかるわけですが
そういったことが伝わりつつある中盤以降に
どいつもこいつも迂闊と過激と無闇で押しまくって
ぐちゃぐちゃになっていきます
止めてあげてー

いろんな人間関係のすれ違いが悲劇の連鎖を生んで
取り返しのつかなさの規模もでかくなる一方です
もう気の毒としかいいようがない

泣いた顔のまま固まっちゃってる父親も
余裕の笑みの裏にでっかい闇をしょいこんじゃった兄貴も
馬鹿全開ゆえに軽く流される無邪気でかわいい弟も
無駄にセクシーな兄貴の嫁も
出てくる人たちがまた一々魅力的で
最初から最後まで楽しく観ることができました
こんな映画が大好きです

怒りと焦燥と絶望と無力感に同時に襲われたかのように
ゆっくりと暴れる兄貴のシーンが一番のお気に入り
あの場面は良かった

下手なホラーより真っ暗な気分に浸れます

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