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映画 ブラインドネス [映画]

これね
まず最初に誤解してました

娯楽作じゃないです
もちっと辛気臭い

予告編とかコピー↓
「全世界、失明。
 恐怖の伝染病。地獄と化した街。生き残るのは誰なのか。」
あたりで謎とスリルに満ちた展開を
期待してしまいました

ブラインドネス

最初の心構えから間違っていたので
結果的には残念な印象
ただ
レイトショーでも寝なかったから
それほど退屈でもなかったのかも

ざっくりとした感想としては
どっかの宗教団体のPR映画です
とか言われたら信じちゃうようなタイプの映画でした

というわけで感想は写真下から
かなり踏み込んだネタバレもするかもなので
気にする人は注意

2008-11-23_01-49.jpg


いきなり失明現象の患者発生
伝染病くさいから収容所送り
そこでの生活がメインストーリー

この時点でもうちょっと

全世界、失明。
とか言われたら世界規模のパニックを描くと思いますよ

違うんだ
基本的には失明者が次々と放り込まれた
精神病患者用だった施設での
あれやこれやの物語なんだ
ちっちゃい

世界中の医者達が超速でさじを投げるので
本当に放置されます
目が見えないというハンデを負った状態での
極限状況で人間の本性がむき出しになるとか

ああ
そういうのね

急速に醒めていきます

極限状態の人間の集団が信じられない行動を!
ってもう小説「蝿の王」マンガ「漂流教室」で十分ですよ
なんなら「LOST」でもいいくらい

しかもそこに
目が見えない
という状況を加えたところで
別に新しい展開があるわけでもなくてびっくり

主人公の女性はそんな状況で唯一目が見える
という設定なのですが
慣れない失明経験でゾンビのような動きになってしまう
多くの人たちに囲まれて世話をするうちに
次第に目が見えることを不自然に感じてしまい
徐々に心が破壊されていく
という展開ではありません

そりゃあもう健気にがんばっています
弱音をはくのも一回くらい?

途中で悪そうな奴に目が見えることを看破されて
これによって目が見えることを糾弾されたりして
孤独を深める展開になるのだな
と思ったら
その悪そうな奴がなんか自爆するし
全然盛り上がんない

そのまま
この手の物語の基本通り
悪い奴が主導権を握って
悪者グループが出てきて
食料の独占とかを始めます
なぜか拳銃持ってるんだよね
持ち込み自由だったみたい
さすが自由の国

そもそも盲人集団の中で
唯一目が見えるって
相当な優位だと思うのだけど
この独裁者相手に
それを活かしたりしません
さすがに女性だから
立ち向かえというのは酷なのかな?
とか思うけど挑発はするんですよ
なんだそりゃ

独裁者に
「お前の声を覚えたぞ」
と言われたて
「あなたの顔を覚えたわ」
って返しとか
その無駄に危険な挑発なんだよ

食料品を渡す見返りとして
なぜか最初に金品を要求する独裁者達も
集めてみて
意味がないことに気付いたようで
これまたこの手の物語の王道である
性的要求をするようになります

映像的にもほのめかされていたので
貴重品集めではさみを入手した主人公が
いよいよ行動に出るぞ
とか思っていたけれど
そのままやられちゃったりします
集団で

なに?このエロゲみたいな展開

しかも命を奪われるわけでもないし
とか言ってやってみたら犠牲者出ちゃって
その後の盲人メンバーとの会話から急に思い立って
きっちり復讐しちゃったりして
行動原理がいろいろわかりません
多分
なんか見落としてたり理解できてないんだと思うけど

見てるほうとしては
隙を見てすいーっと近づいて
銃奪って手足縛ったりしちゃえばいいんじゃない?
主人公元気そうだし
相手は盲人だから隙だらけだよ
とか思っちゃうんだけどなんだろうな

これ例えば
相手の独裁者が主導権を握る際に
「俺は見えてるぞ」
とか言ったなら行動に逡巡するのもわかるわけです
見えてる主人公からは見えてないのがわかっても
もしかして
という可能性で動けなくなるってのは理解できますが
そういう描写はありません

そもそも言っちゃえば
なぜ独裁者があれだけの力を得たのかが
さっぱりわからないです
カリスマ?

独裁者のグループには最初からの盲人がいた(←なんでだろ?)ので
なんかテクニックを教えてもらって
見えているかのように振舞ったりしたら
主人公が迷うこともあると思うのだけど
そういう展開もありません

その「最初から盲人」も主人公の旦那に説教されてしょげたり
主人公に言い負かされたりするけれど
なんで悪い奴の味方してるのかがさっぱりわかりません
多分なんか見逃してんだろうな


復讐を果たした辺りから
これまたこの手の王道である
戦争だー
という展開になるかと思ったら
一人の放火ですぐさま決着です
あらあ

その後の展開も妙な感じで
脱出できたので外に出まして
たどり着いたのは
地獄と化した街

なんだろうけれど
思ったより平和な感じなのは
ほぼ全員が盲人だからなのか

死体食ってる犬とか出てきて
殺伐とした風景だなと思ってたら
それを見ていた主人公に
死体に目もくれず寄ってくる犬がじゃれつくとか
よくわからない描写があったりして

怖くないのかなあ
死体に目もくれないって
どこで食事を済ましてきてんだこの犬

この後も食料調達時に危機に見舞われるけど
あっさり脱出できちゃうし
そのまま自宅に帰ったら
これまた荒らされてもおらず
仲間達と上手くやっていけそうだね
とか甘ったるい展開を続けた上に
最終的に最初の患者の目が見えるようになる
とか
はぁ?

もうなんだか
頭の中でいろいろ考えたけど
その下方をテレテレと飛んでいく感じで
そういう意味では予想外の展開が続くんで
眠くはならなかったけれど
思い返したらやっぱり退屈だったよ

有名な監督なの?
目新しいものは何もなかったけど
あの映像がいいとかそういうこと?
わかんないな
これは映画を観る力がまだないってことなんだろうな

笑える場面が多い分1408号室の方が
面白かったです
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